講談社野間道場は、1925(大正14)年、講談社の初代社長である野間清治によって創設された。
教育者として出発した野間清治は、「渾然一体の和の力、即ち瞬息心気力の一致」を目指すものとして剣道を高く評価し、剣道を通した社員や子弟の人間教育を志した。
「昭和の剣聖」持田盛二範士をはじめとする名剣士を師範に招くとともに、修行者の流派や派閥を問わず広く門戸を開放したことから、日本屈指の名門道場としてその名を知られるようになる。
2007(平成19)年、講談社の別館新社屋に移設。
2025(令和7)年には創立100周年を迎え、現在も多くの剣道愛好者に鍛錬の場を提供しつづけている。